愛おしき日々

虚無の日々を過ごしています。

悲しい気持ちの日々が続いている。

人は死んだらもう二度と会えない。壊れたものは元には戻らない。そんな当たり前のことを未だにうまく呑み込めずにいる。

無くなるということはどういうことなのだろうか。この世のどこを探しても、もう会えないということは一体どういうことなのだろうか。

私はどこかで捨てても、壊しても、また戻ると思っているのかもしれない。戻るものなんて何一つないのに。

時々父に会いたいなと思うことがある。父はもう10年以上前に亡くなった。だから、会いたいなと思っても、はたして父に会うというのがどういうことなのか想像できない。父がいるというのはどういう感覚なのだろうか。それが無性に寂しく感じる。父は確かにいたはずなのに、もはやいないことが当たり前なのだ。当たり前なのに、どうしてこんなに上手く呑み込めないのだろう。

人は急に死んで、もう二度と会えなくなる。

生きていくのはどうしようもなく無駄で、意味などないし苦しさと虚無ばかりだけど、でも誰にも死んでほしくない。苦しみながらでも生きてほしい。傲慢だ。まあ自分も結局簡単には死ねないだろうからいいか。

私は美しく死んでしまう人より苦しみと寂しさを抱えて生き続けるしぶとい人が好きだ。生き汚い人が好きだ。危ういバランスで立っている癖に殺しても死なないような頑丈な人が好きだ。誰にも死んでほしくないし、自分も死にたくないからかもしれない。