愛おしき日々

虚無の日々を過ごしています。

誕生日会というのは、やり過ごすものだった。じっと大人しく、時間が経つのを待つ日だった。それは自分の誕生日も家族の誕生日も変わりない。楽しいことも嬉しいこともない。お寿司が食べられるのは少し嬉しかった。でも本当はお母さんの作ったグラタンが食べたかった。

そんなこと今更思っても無駄だし、それに、本当にお母さんの作ったグラタンが出たとしても、それはそれで自分は文句を言っていたかもしれない。

自分は薄情な奴だからどんな過去を過ごしても、結局今と同じような感受性に育っていただろう。悲しい。

はあ、今思ったけど、多分自分は責任を負うのが嫌なだけだ。積極的に祝ったことがないという経験の薄さもあるのかもしれないが、何をしたらいいのかわからない。下手なことはしたくない。スーパーのお寿司とお惣菜を買ってきて、お皿に並べて、ビールを出して、ケーキを買って、それでいいのか?どうなんだろう…自分は実家を思い出して嫌だな…でも他には?どうしたらいいんだ?私は料理が下手だし…自信がないし、私の手料理なんて食べたくないんじゃないだろうか。